玄関のドアと、やってみよう精神
「なんでうちの子は勉強しないんだ、あれだけ勉強しろといっても・・・」
という話をよく聞きますが、そりゃしませんよ。だって面白くないんだもん。
勉強する目的や理由が解らないのにするわけない。大人だってそうでしょう?
必要性やなんやらを子供は気づいていないだけ、学校からして言い方を変えてみては?
「気付き」と。国語の気付き、数学の気付き、社会の気付き。
大人がこの言い方に変えれば子供は知らずのうちに気づくんじゃなかろうか、
勉強って、自分で大事だと気付いて自分からやるもんなんだと。
という自分は子供の頃、思いっっっきり気付けませんでした! 内田です。
前置き長くなってしまいましたが、
店舗のドアの依頼が御座いまして、普通こんな事しないであろう事をやってみたく、
材料の選択下見をしてきたのです。
ガラスが入る左右の框(かまち)を自然のままの耳を使おうと。
耳というのは、丸太から製材するときに丸太の形を残した部分。
よくテーブルの端っこにある、ヘゴヘゴの部分。
材によっては弱い部分とされるのですが、杉は強いほうなので、この部分のみ杉材を使用。
耳の角度や波打ちの形状を、作り方を考えながら選びました。
耳の部分にちょっと難しいのですがガラスの入る溝を彫ってもらって。
で、他の部材は
ピーラー(松材)にて。
これらを厚みを変えて組上げます。框組にすると、反りを減らし強度が増します。
シンプルにするために同じ厚みで1枚の板に見せる「剥ぎ合わせ」という方法もありますが、
木目が一方行になるので、室内と外部の温度、湿度差で反りの原因になるので、あまりお勧めしません。
時々外部のドアも、安上がりだとかデザインがとかで、ベニヤなんかで作る人が居ますが、
外部に面するドアは正直厳禁だと思っています。特に湿気の多い地域は!
そんなことしたら、まず施主(お客様)の為にならない!
さぁ、実際にどんな仕上がりになるのか! 職人さん!宜しくお願い致します!m(_ _)m
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