石川県珠鳳郡能登町にある老舗の旅館、百楽荘様の名物「洞窟風呂」。
今回の当社の施工範囲は「初代様が3年掛けて掘った洞窟内に新たな壁を立てるべく「擬岩」を作るご依頼でした。
僕の古巣である「株式会社ヒガシ様」の大先輩からお話を頂き、職人さんと現地視察の後壁に関するデザイン構築を考え、方向性を作りました。

令和5年の冬から解体スタートをしたものの、令和6年の元旦震災が発生。
施主様や従業員様、建物や洞窟、その他ライフラインの安否保全確認だけでも3週間を要しました。

当社の施工範囲は崩落も無く無事だったものの、洞窟の逆側で海面に近い部分は2ｍの津波で壊滅状態。
無事な部分での早期営業再開に向け、宿泊先確保やライフライン復旧を待ち4月にやっと入場できました。

施工範囲は約75㎡ありましたが、周囲に溶け込ませるべく施工。
何度も金沢から行き来しましたが、無事完成し営業再開を果たせました。

被災地にも関わらず早急の復旧に関われたことをうれしくも思い、能登の早期復旧を心から願っております。
ガンバレ！能登！