0から考えて作るドア
現場に向かおうと思い、車に乗り込みベルトを締めてエンジンをかけ、
バックギアに入れてルームミラーに目をやった瞬間、鼻毛が4本出ていることに気付いた内田です。
さて、先日建具屋さんの工場へ行き、材料確認と選定に行った生地があったと思うのですが、
本日、納品してまいりました。
外からの写真です。
先日の選定した無垢材を框組(カマチくみ)で作ってもらい、家具塗装も出来る塗装屋さんにて染色塗装。
ウレタン塗料のクリアで仕上げをしました。染色塗装なので、木目が見えます。
鮮やかな黄色を使うに当たり、海外でよくある「ペンキでリフォームしました」的な塗りつぶしも考えたのですが、
せっかく新しく無垢材で作るので、初回は木目の見える「染色塗装」にして、
後々発生するであろう「キズやへこみによる塗り替え」の際は、気にすることなく
「ペンキでリフォーム」をして、2回風合いを変え楽しめるようにと考えました。
ガラスの入る所はわざと「耳付」(材料選定の回参照)の材料を使い自然な曲線の出る枠として製作。
そこから、お店の営業内容にもよりますが、ドアハンドルも曲線と手作り感のあるものを採用。
いいかんじになったと思っています。
元々は全て濃い茶色だったので、明るくなりました!
お店のマスターも明るい方なのでピッタリかと。
マスターからも「良くなった」との有難いお言葉頂きました。
ドアハンドル(鋳物風の蔦ハンドル)
内部から。外の明かりが耳付の枠で曲線的に見えます。
これ、実はガラスを入れる溝を彫るのに手間が掛ります。
が、こういうやり方が経験として蓄積されるというのは、技術的な幅につながるので
僕個人としてはやってみるべきだと思うのです。
後々他現場での何かしらの事象が発生しても、経験が幅広いと応用が利くと。
会社員時代からこういう事をいっぱいこなして来たので、
「一生懸命考えれば、不可能なんてほぼほぼ無いのではないか?」という感覚があります。
デザインする側として、中身の裏取りもせずに「作ってくれ」なんてことはプロとしてしたくないので
確実に技術的な事も含めて職人さんともいろいろ相談しながら打合せするのですが、
そういう時にこそ提案してそれを実際に作ってもらい、納品させて頂く「楽しさ」があると思うのです。
やった事ないから出来ないではなく、やった事ないけど出来るかもと思って
今後もいろんなものを作らせていただけたらと思います。
真面目か!(笑)
後半書いてて少し恥ずかしくなったわ!!でも、たーのーしぃー♪
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